正解は、売り
13週・26週移動平均線ともに、ゆるやかな下降が継続。トレンドに逆らうべきではありません。
そのまま保有を継続していると、含み損が増えていく可能性があります。
損切りか益出しかにかかわらず、下げトレンドが続く株は売り、株価上昇が期待できる他の銘柄に乗り換えるべきです。
先ほど説明した通り、13週・26週移動平均線は、長期的な企業価値の変化を反映してゆるやかに変動します。
ともに、ゆるやかな下降が続いていることから、この銘柄の業況は少しずつ悪化していると考えられます。
株価は、今のところ過剰反応していません。移動平均線とほぼ同じペースで下げています。
ほんの少しだけ下げが速いですが、移動平均線との開きが大きくなると、すぐ小反発して13週移動平均線まで戻っています。
ただし、このようなじり安(株価が徐々に下がること)が3ヵ月も続くことにいら立ちを募らせる投資家がいることも考えられます。
そろそろ処分のための投げ売りが出てくるかもしれません。
そうなると、下げが加速します。
決して強い売りシグナルが出ているわけではありませんが、保有を続けたくないチャートです。
(本稿は、『株トレ——世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)