ジョー・バイデン米大統領は2日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」による感染が広がっていることを受けて、感染防止対策を強化すると発表した。外国からの渡航者に対しては、ワクチン接種の有無にかかわらず、出発前1日以内に取得した陰性結果証明の提示を義務づける。現行では、ワクチン接種者は72時間以内に陰性証明を取得する必要があった。ホワイトハウスによると、入国に伴う新たな規定は、米国籍の市民および外国人の双方に適用され、来週初めから実施される。また、飛行機、バス、鉄道での移動に加え、空港や屋内のバスターミナルなど国内輸送拠点で、3月半ばまでマスクの着用を義務づける。来年1月18日に終了する予定だったが、これを延長する。違反した場合の罰金も引き上げ、最低500ドル、繰り返しの違反には最大3000ドルを科す。