――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  直近の多くのクルーズ旅行料金は、新型コロナ禍の長期化を受けて低迷している。1年以上にわたって、ほとんどクルーズ船を出すことができなかった運営会社は、喉から手が出るほど売り上げを必要としている。問題は、現在の格安料金が長期的に料金の重荷になるかどうかだ。  コロナの新たな変異株が広がる中で、主要クルーズ会社3社は最近、チケット価格の維持を目指す方針を示した。しかし、客船を再び就航させ始めた各社が、近い期日のチケットを売り切るための時間は限られている。