米バイデン政権は来年北京で開催される冬季五輪に外交使節団を派遣しない「外交的ボイコット」に踏み切ることを決め、近く発表する計画だ。政権当局者は6日、外交的ボイコットについて今週中に発表する予定だと語った。政権関係者によると、外交的ボイコットは数週間前に決まったが、緊張した米中関係に配慮し、先月のオンライン首脳会談から時間をおいて発表する予定だという。外交的ボイコットは選手の五輪参加には影響しない。だが同盟国を中心に追随の動きが出そうだ。米国が間もなく外交的ボイコットを発表するとの報道を受けて、中国政府は早くも米政府のスタンドプレーだと非難している。中国外務省の趙立堅報道官は6日、米国の外交的ボイコットは「五輪憲章の精神をひどく汚す」とし、「あからさまな政治的挑発であるだけでなく、14億の中国人民に対する重大な侮辱だ」と語った。