あなたがフェイスブックや仮想現実(VR)、メタバースを巡る騒動に圧倒されているとしたら、来年は覚悟しておくべきだ。アップルは2022年に、少なくとも同じくらい注目を集めそうな製品を発表するとみられている。iPhone(アイフォーン)の次の革新的テクノロジーになる可能性を最も秘めた、ヘッドマウント(頭部装着)型デバイスだ。フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズは、われわれの現在の現実に代わる、ソファに座ったまま入り込める世界に注力している。アナリストによると、アップルは、拡張現実(AR)を利用可能なヘッドセットまたはスマートグラスの発売を計画している。ARとは、現実世界のわれわれの視界の至る所にデジタルピクセルの粉をちりばめるように情報や物体、データを重ね合わせる技術を指す。アップルはその計画を明らかにしてはいないが、アナリストや業界関係者は、アップル初のARデバイスが2022年末までには発表される可能性があるとみている。