米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は6日、中国について、世界有数の強国としての新たな役割に依然適応しようとしているところだと述べた。マスク氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシルサミット」で、「中国の経済規模が小さく、国家として振り回されることが多かったと感じられる時代に成長した人が政府内に多くいる。彼らは中国が本当に大国になるという事実を完全には認識できていない」と指摘した。マスク氏はジョー・バイデン大統領など政府当局者に批判的な意見を述べることも多く、中国共産党を持ち上げる著名な人物の1人となっている。中国には生産台数ベースで最大のテスラ工場があり、マスク氏は、同国と良い関係を築けていると語った。