中国の不動産大手、中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)が6日の期日までに一部ドル建て社債の利払いを行わなかったことが、関係者の話で明らかになった。その結果、巨額のデフォルト(債務不履行)が現実性を増し、国内最大規模の債務再編も視野に入ってきた。  同社は3000億ドル(約34兆1000億円)以上の負債を抱え、破綻の瀬戸際に追い込まれている。3日には地元の広東省政府に支援を要請。広東省政府は作業部会を派遣して指導に当たることで合意していた。アナリストらはこの動きについて、同社がデフォルトに向かっていると受け止めている。