週末に起きた暗号資産(仮想通貨)ビットコイン急落は、仮想通貨の振れの大きさを改めて浮き彫りにしたが、同時に伝統的な資産クラスとの相関関係が強まっていることも映し出した。ビットコインは3日深夜から4日早朝にかけて20%以上の急落を演じ、一時は4万2000ドル(約480万円)まで売られた。週明け6日午後までには、下げの一部を回復。7日午後時点では5万0528ドル近辺で取引されていた(コインデスク調べ)。それでも11月につけた高値(6万8990ドル)を約27%下回っている。投資家の話では、売りの一部はオプション取引の清算が引き起こしたものだ。だが、金利や市場のリスク、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に関する懸念も影響したという。株式市場など他の市場でもこうした問題が材料視されて、ここ数日に不安定な展開となっている。