サイバー犯罪者は、組織のスタッフに多数の電子メールを送りつけ、巧みにリンクをクリックさせたり、添付ファイルを開かせたりしようとする。スタッフは時に、それをしてしまうことがある。その際に極めて重要なのが、組織が次に何をするかだ。組織はこのような事件の対応として、それを引き起こしたスタッフを非難し、恥じ入らせることが多い。スタッフがどんなに正直で、その過ちが理解可能なものであってもだ。そうすることで、そのスタッフが今後、同じ経験を繰り返さないよう、もっと注意を払うようになると想定しているためだ。結局のところ、誰も何度も非難されたくはないだろう。しかし、この想定は間違っている。羞恥心vs.罪悪感羞恥心vs.罪悪感
サイバー詐欺に引っかかった部下、責めてはダメ
羞恥心は行動の是正にはつながらず、むしろ逆効果に
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