米国のヒスパニック系有権者の間で、民主党と共和党を支持する割合が拮抗(きっこう)しつつあることがウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の新たな調査で明らかになった。長年にわたりヒスパニック系有権者の圧倒的な支持を当てにしてきた民主党にとっては懸念すべき傾向といえそうだ。1年前の調査では民主党の下院議員候補はヒスパニック系有権者の60%以上の支持を集めたものの、今回の調査では支持は半々となった。もし選挙が現在実施された場合に支持する政党として、こうした有権者の37%は共和党の議員候補を選び、37%が民主党議員を支持した。22%は未定とした。昨年の大統領選の候補者が2024年の選挙で再び顔を合わせるとの仮定でもヒスパニック系有権者の支持は拮抗した。支持する割合はジョー・バイデン氏が44%、ドナルド・トランプ氏は43%だった。
米ヒスパニック系、支持政党は民主・共和が拮抗=WSJ調査
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