米司法省はドイツ銀行に対し、資産運用部門DWSグループによるサステナブル投資事業に関して内部で訴えがあったにも関わらず検察に伝えなかったことについて、刑事事件での和解条件に違反している可能性があると伝えた。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ドイツ銀行内部の訴えは、DWSグループが資産を運用する際に、 ESG(環境・社会・ガバナンス)面の評価基準を過大に報告したとする内容。米政府当局は同行ではなく、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)による8月の報道を受けてこの件を把握したという。事情に詳しい関係者らによれば、ドイツ銀行は過去の和解条件として、情報開示やコンプライアンスを順守する義務があった。
ドイツ銀行、米司法省との和解条件に違反か 資産運用部門巡り
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