12月7日、カイル・ラーナーさんはガールフレンドと家に帰り、何かがおかしいと感じた。飼っている2匹の猫がミャーミャーと鳴き続けていたのだ。  いつもなら、正午になるとインターネットに接続した自動給餌装置が猫たちにエサを与えるのだが、猫のエサ皿は空っぽできれいだった。米アマゾン・ドット・コムのクラウドコンピューティング事業部で発生した障害の影響で、この装置が作動しなかったのだ。  「昔のように自分の手で餌をやらないといけなかった」とカリフォルニア州マリナ・デル・レイに住む中小企業経営者のラーナーさん(29)は語った。