ドイツ連邦銀行(中央銀行)の次期総裁に、インフレに対するタカ派として知られる元理事のヨアヒム・ナーゲル氏が指名された。折しも、ユーロ圏ではインフレが加速する中、欧州中央銀行(ECB)は超金融緩和策の見直しを模索している。ナーゲル氏はイェンス・ワイトマン総裁の後任として1月1日に就任する見通し。ワイトマン氏はマリオ・ドラギ前総裁時代のECBの金融緩和策を批判するなど、タカ派として名をはせた。ワイトマン氏は10月、任期を5年残して退任する意向を表明していた。クリスティアン・リントナー財務相は20日にツイッターで、オラフ・ショルツ首相と共に、ナーゲル氏を新総裁に起用することを提案すると述べた。
ドイツ連銀、次期総裁も「タカ派」 現行路線踏襲へ
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