米電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)で世界一の富豪であるイーロン・マスク氏は、今年の納税額は110億ドル(約1兆3000億円)を超えると明らかにした。マスク氏は19日、ツイッターに「疑問に思っている人に言うが、私は今年110億ドル余りの税金を支払う」と投稿した。詳細は明らかにしていない。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、19日時点でマスク氏の保有資産は正味で2430億ドルと、世界首位。また、マスク氏は先ごろ米誌「タイム」の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれた。マスク氏は先週、エリザベス・ウォーレン上院議員(民主党、マサチューセッツ州)からもっと税金を支払うよう呼び掛けられたことに反論していた。ウォーレン氏はマスク氏を指して「『今年の人』が実際に税金を支払い、周囲にただ乗りしないよう、不正操作された税法を変えよう」とツイート。これに対しマスク氏は、今年は歴史上のどの米国人より多くの税金を支払うことになると主張していた。