米民主党が取りまとめた教育や医療、気候変動対策向けの約2兆ドル(約230兆円)の歳出法案について、チャック・シューマー上院院内総務(民主、ニューヨーク州)は20日、来年早々に採決にかける方針を明らかにした。「ビルド・バック・ベター(より良い再建)」として知られるこの法案を巡っては、ジョー・マンチン上院議員(民主、ウェストバージニア州)がこの日、同氏に支持を迫る圧力には屈しない考えを改めて表明した。議会上院は民主党と共和党が50議席ずつ分け合っており、民主党が法案を通すにはマンチン氏の支持が不可欠。同氏は19日、法案への反対を表明し、法案が現状のまま可決される可能性は実質的になくなった。