2021年、中国の電気自動車(EV)が国内を疾走している。次は海外進出を狙うかもしれない。中国汽車工業協会(CAAM)によると、中国におけるプラグインハイブリッド車を含む新エネルギー乗用車の販売台数は、2021年1-11月に前年同期の3倍近くに達した。しかもそれは、自動車市場全体が低迷している中で達成された。11月の乗用車販売台数に占める新エネルギー車の割合は2割近くとなった。2020年は通年で6.2%だった。中国はEV購入補助金を段階的に廃止しているが、自動車メーカーに低排出ガス車の生産を奨励するクレジット取引制度を導入した。インフラも改善している。中国電気自動車充電インフラ促進連盟(EVCIPA)によると、中国には2年前の倍に相当する100万以上の充電スタンドがある。
疾走する中国製EV、次の狙いは世界市場
世界最大の自動車市場の中国、自動車輸出国への転換目指すか
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