感染対策に協力しましょう。ウイークエンドマーケットにて感染対策に協力しましょう。ウイークエンドマーケットにて

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「7つの旅行トレンド予測2022年」です。2021年11月1日から入国に関する規制が緩和され、以前よりも訪問のハードルが下がったタイ。11月上旬時点ではオミクロン株のニュースもなかったため、今どうなっているのかを見てみたい! 見ておかなければ! いや、見ておくべきだ! 逸る気持ちを抑えきれない担当編集者が、帰国後14日間自宅待機の覚悟を決めて、バンコクへと飛び立ったのでした。バンコク新旧を知る旅のプロが体験した貴重な現地レポートです。(文/写真 『地球の歩き方ガイドブック バンコク』編集担当 編集工房緑屋 水野 純)

ツーリストエリアの現状と今後への期待

 まず、バンコクを代表するツーリストエリアはどうなっていたのでしょうか。

 カオサン通りは、2020年初頭に歩道が整備され、安全かつ歩きやすくなった直後にコロナ禍に見舞われました。通りの主役だったバックパッカーの姿は消えてしまい、休業中のショップやゲストハウスが目立ちます。隣のタナオ通りに並んでいたアクセサリーや雑貨のショップは軒並みシャッターを下ろし、ところどころ「貸家」の張り紙があるなど、文字通りのシャッター街と化しています。昼はこんな状態ですが、夜には飲食店がオープンし、特に週末は活況を呈するとか。人出が増えると通りの入口でコロナウイルスワクチンの接種証明書提示を求められるなど、感染対策もしっかりと取られているそうです。