新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に懸念が高まる中、米国では地域によって異なる対応がみられている。テキサス州グランドプレーリーでは、予定通りに旧正月向けイベントを実施するよう主催者らが準備を進める。一方でロサンゼルスのダウンタウンで毎年開かれている大みそかのイベントは、現地での直接参加を認めない方針となった。ニューヨークではタイムズスクエアの年越しイベントで見物客を制限するかどうか、改めて検討している。新型コロナウイルスの感染件数が増加した地域もある米北東部や中西部では、懸念の声が高まったこともあり、一部で対面授業やスポーツイベントなどが中止されている。一方で南部や田園地帯では、ホリデーシーズンに予定されていた計画などがおおむね予定通り実施されている。