ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が欧米に対する強硬姿勢を強めた。21日に開かれた国防省の会議で関係悪化は欧米に責任があるとし、さらなる敵対的行為には報復も辞さない構えを示した。  プーチン氏は会議で「欧州で緊張が高まっているのは彼らのせいだ」と述べ、状況が悪化の一途をたどる中で「ロシアは何らかの対応を迫られてきた」とした。さらに、「われわれは何らかの決定をせざるを得ない状況にある」と語った。  欧米が敵対的姿勢を維持する場合は、ロシアは「しかるべき軍事的・技術的な報復措置を取り、非友好的な動きに対しては厳しく対応する」とも述べ、「われわれにはそうする権利がある」とした。