宗教関連アプリは、ベンチャーキャピタル(VC)からの資金調達が急増し、勢いを得ている。スタートアップ創業者や投資家によると、特に新型コロナウイルス禍で共同体意識を求め、アプリに目を向ける人が増えたことが背景にあるという。調査会社ピッチブック・データによると、有料の信仰用アプリが今年調達したベンチャー資金は、12月半ば時点で1億7530万ドル(約200億円)と、2020年の4850万ドル、16年の610万ドルを大幅に上回っている。信仰アプリは主にキリスト教系が多く、瞑想(めいそう)サポートや聖書学習モジュール、ポッドキャストなどのサービスを提供している。ほとんどがサブスクリプション型で、コンテンツの一部は無料だが、多くの機能は有料でしか利用できなくなっている。