米疾病対策センター(CDC)は22日、米国人の平均寿命に関する最終的なデータを公表した。これによると、新型コロナウイルス流行下の2020年に米国人の平均寿命は1.8年短くなり、77歳になった。7月に発表された暫定値から0.3年引き下げられた。暫定値と同様、1年での短縮幅としては少なくとも第2次世界大戦以来の大きさとなった。コロナ感染は心臓病、がんに次ぐ20年の死因の第3位で、約35万1000人が死亡した。薬物の過剰摂取を含む不慮の事故や心臓病、自殺、糖尿病による死亡率の上昇も、平均寿命の短縮につながった。CDCが先月発表した統計によると、米国では4月までの12カ月間に薬物過剰摂取で死亡した人の数が過去最高となった。