『「育ちがいい人」だけが知っていること』の第2弾、『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』がついに発売! 内容は、第1弾を発売して以来、「じゃあ、こういうときはどうすればいいんですか?」と、多数お問い合わせをいただいた、さらに具体的なシーンでの対応。明確な決まりがないからこそ迷ってしまう日常の正しい所作&ふるまいに加え、気のきいた人なら当然のようにできているけれど、意外と教えてもらえない話し方や気遣いなど。第2弾でも「育ちがわかる」と言われてしまいそうなものばかり260項目を紹介しています。しかも、第1弾と同じ項目はないので、『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』も必見ですね! 今回は、ほかの人がどうしているか気になる心づけについてご紹介していきます。
大人なら仲居さんに心づけを渡すべき?
旅館では「心づけ」を渡すのがマナーでは? と気になる方もいるでしょう。
しかし、日本の旅館もホテルも、料金にサービス料が含まれていますから、基本的には不要です。心づけをお渡ししないとサービスに響くということはないので、特別気負わなくて大丈夫ですよ
心づけを差し上げるべきとき
では、一体みなさんはどのようなときに心づけを包むのでしょうか?
赤ちゃんや幼い子ども連れの場合や、高齢の方と一緒に滞在する際など、何かとお世話になるというときには、ご用意するとよいでしょう。
また、特別に送迎していただいた、お料理にアレルギーの対応をしていただいた、よいお部屋にアップグレードしてもらったなど、特別なサービスを受けた際に、感謝の気持ちを心づけとして表してみるのもよいですね。
いつ渡すのが正解?
一般的には、宿に到着してお部屋に案内してもらい、仲居さんがお茶やお菓子を運んできてくださった際にお渡しするのが自然です。「子どもがおりますので、大変お世話になります」「ほんの気持ちですが」など、ひと言添えて丁寧に差し出します。
ほかにも、「本当に素晴らしいおもてなしだった」「いい時間を過ごせた」「思いがけずにお世話になった」などの感謝や喜びを表したいとき、帰り際にそっと差し出すのも粋ですね。
その際、大人としてあってはならないのが、何も包まずにむき出しの現金でお渡しすること。こんなとき慌てないよう、ポチ袋を常に準備している方は育ちのよさを感じさせますね。お懐紙で包むのもよいでしょう。お懐紙はメモ、包み紙、ティッシュ代わり……と何かにつけ役に立ちますので、携帯しておくと便利です。
「ティッシュで包んでもいいですか?」と聞かれることもありますが、大人としては少々恥ずかしい行為となります。
いくら包めばいいの?
心づけは本当にお気持ちなので、金額に決まりはありません。ですが、それでは見当がつかず、困ってしまいますよね。
これは単なる目安ですが、もし迷われたときは、宿泊料金の1割前後と考えるとよいでしょう。もちろん、お願いすること、していただいたことに対しての感謝の気持ちですから、それ以上でもそれ以下でもまったく構いません。
シリーズ第2弾となる『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』では、普段の生活の中で「育ち」が出てしまうポイントや、どうふるまうのが正解か? というリアルな例を260個も紹介しています。誰にも指摘されたことがないのに、実は「あの人は、育ちが……」なんて周囲の人から思われているとしたら、本当に恥ずかしいですよね! 今さら聞けないことばかりですから、参考にしてみてくださいね!