正解は、売り

 F社のその後3日の動きをつけたのが、以下のチャートです。

F社のその後3日間のチャートF社のその後3日間のチャート

 F社は値動きが乏しいところから、いきなり大陰線を出して急落しました。1日で383円(15%)下がる暴落です。とんでもない悪材料が飛び出したに違いありません。

 大陰線を打ち消す「さらに長い大陽線」がすぐに出ない限り「下落モメンタム」は消えません。翌日に出ている大陽線は、前日の大陰線より短く、下落モメンタム(勢い)を消すことはできません。

 次に「上ヒゲつき陰線」が出ています。長い上ヒゲがついていて、戻り一服(株価の上昇が止まること)の可能性が高いと感じさせます。(関連記事:【図解で納得】ローソク足の見方とは?相場を読むための基本5パターン

 目先の想定レンジは、チャートの通りです。売りと判断すべきでしょう。

(本稿は、『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)