各国政府は前週末、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染封じ込めに注力するのか、それとも、欧米の旅行業界などでスタッフが隔離のため人手不足となった影響を軽減させるのかを巡り、対応を迫られた。フライト追跡サイトのフライトアウェアによれば、米国では24日に複数の航空会社が合わせて600便以上を欠航。25日も数百便がキャンセルされ、欧州でも同様の混乱が広まっているという。主要セクターでの人手不足に対応するため、一部の政府はウイルス感染者に推奨する隔離期間を短縮し始める一方、米政府は感染検査態勢の強化を急ぐ。ニューヨークのキャシー・ホークル州知事は24日、教育や医療ケア、運送業界などを含む必要不可欠な仕事に従事する場合、感染検査で陽性結果が出ても一定の条件を満たせば5日間で職場復帰を認めるとした。
オミクロン株対応、緩和か封じ込めかで各国が判断迫られる
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