【マンガ&解説】夫の育休で、妻のストレス大?「バトンタッチ育休」のススメ写真はイメージです Photo:PIXTA

 先日、育児休業中の友人に会いに行ったときのこと。5月に出産した彼女が、「じつはさぁ……」と切り出したかと思うと、

「この子が産まれたとき、夫が1カ月育休をとってくれたんだ。はじめは嬉しかったんだけど、実際に始まると本当につらくて……」と表情をくもらせた。

 聞けば彼女は、1カ月間赤ちゃんのお世話と食事づくりに追われ、疲労困憊だったという。一体なぜそうなってしまったのだろうか。

男性が勘違いしていると怖い
妻たちの「本音」

 友人いわく、夫に悪気はなかったと思うが、食事に関しては夫が自ら動くこともなかったという。つまり、友人が大人2人分を作らざるを得ない状況だったというわけだ。さらに、夜間の授乳も母乳のため、結局は友人がすべて1人でこなした。

 人材採用・入社後活躍のエン・ジャパンの調査(*1)によると、35歳以上の男女2500人のうち「子どもができたら育休をとりたい」と回答した男性は、じつに86%にも及んだ。

 またwithnewsの調査(*2)によれば、夫婦での育休後に夫への愛情が「増えた」という女性が19%いる一方、「変わらない」が66%、「減った」が15%だったという。

 先日筆者は、SNS上で「夫婦で育休をとったことがある」という7人の女性に話を聞いた。そのなかで、都内に住む女性(3才・1才の母)がこう明かした。