アップルの「iPhone(アイフォーン)11」を使用していたアデル・ローウィッツさん(19)は、実験的にアンドロイドフォンに切り替えた途端、長く続いているテキストグループで友人の1人にこう指摘された。「緑の人は誰?」アップルのメッセージアプリ「iMessage(アイメッセージ)」ではテキストメッセージの吹き出しの色が青色だが、アンドロイドフォンからiMessageのテキストグループにメッセージを送信した場合、吹き出しの色が緑で表示される。この色への言及は、現在ミシガン大学で2年生であるローウィッツさんの実験の厄介な点の一つを物語っている。友人のほぼ全員がiPhoneを使用しており、彼らとのグループチャットがもはやシームレスに機能しなくなってしまったのだ。また、iPhoneのビデオ通話機能「FaceTime(フェイスタイム)」を使用した通話への参加手順が以前よりも複雑になったほか、これまで友人を探すのに使用していたアプリがスマートフォンに表示されなくなった。