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経営コンサルタント・西村克己氏の新著『できるコンサルタントがしている ロジカルシンキングの技術』からの一部抜粋で、ロジカルシンキングの基本をレクチャー。最終回となる今回は、論理的で整理された話し方をするための方法について教授する。
番号をつけて話せば
論理的に聞こえる
コンサルタントの話し方のテクニックに「番号をつけて話す」があります。「1つめは～」「2つめは～」と番号づけをするだけで話が伝わりやすくなります。
さらに、番号をつける前に用件が何個あるかを宣言すると、聞き手は安心して話を聞くことができます。たとえば「今回お伝えしたいことは3つあります」と宣言してから話していくと、聞き手は記憶の箱を準備してくれるのです。電話のときは、さらに効果的です。たとえば、「今回お電話したのは～の件です。連絡事項は2つあります」と宣言してから話せば、相手は箇条書きでメモを取る準備をするでしょう。
番号をつけて話すと、聞き手は「論理的だ」「きちんと整理して話しているな」と感じるのです。日ごろから番号をつけるクセをつけると、「情報を整理してから話す」という習慣が自然に身につくのです。
