都会で中途半端な300万円くらいの新車を買って、毎月3万円ほどの駐車場代を払うのであれば、思い切って仕事を辞めて北海道で1年間暮らしてみるのもいいだろう。

 短期であれば、アパートを借りるという方法もある。クルマ代と年間の維持費の金額で十分暮らしていける。

適度な規模の
地方都市に住むのがいい

 いまの時期は寒さの厳しい北海道だが、5月から10月の北海道は最高に過ごしやすい。

 暑くもなく、寒くもなく、空気が乾燥している。ハワイ島にも行ったことがあるが、北海道の夏が永遠に続いているような気候だった。そのハワイ島に比べたら、北海道のほうが、よほどインフラが発達していて過ごしやすい。

 ワタクシはこの連載で地方移住をススメているが、注意したいこともある。

 それは、ある程度の人口が集まった場所でなければ、娯楽も少なく、日々の生活がつまらないということだ。

 国道、高速道路、駅、空港、銀行、病院、学校、大型書店、コンビニなどのインフラが整備されている街でなければ、日々の生活が面白くない。

 また、ある程度の人間が住んでいないと、中古物件の価格が高くなる。

 例えば、札幌であれば200万円で購入できる中古住宅が、道東では500万円以下で買うのは難しいという。さらに、超田舎や離島の中古車は異常に高い。

 しかし、人口が増えすぎると、ロサンゼルスのように不良が増えるので注意が必要だ。アナタの欲求を満たす適度な規模の街がいい。自分の納得のいく場所を探し出して住もう。