多くの人と同じことをしていては、優良な不動産を手に入れることはできない。インターネットを使って物件を探そうと思ってもうまくいかない。田舎で有効な手法とは、いったいどんなものなのか。さらに、田舎で繁栄するには、どんな資産をつくっていけばいいのか――。
都会の不動産投資法を捨て、
田舎の手法を使おう!
ボロアパートや実家暮らしで住居費を抑えたり、激安なクルマに乗り換えることで節約し、お金が貯まったら、次は物件探しだ。
一般的な不動産投資家はアパートメントを探して投資する。手近なところとして、インターネットで物件を探すこともできる。しかし、ネットに出てくる情報は、利回りから逆算されたつまらない販売価格だ。
「最近、いい売り物件がない」というのは当たり前の話で、多数の人間が同じサイトを同じ方法で検索している以上、優良な物件は購入できない。
たとえ運よく購入できたとしても、運営が大変な時代だ。毎月のローンの支払い、激しい入居者の争奪戦、家賃の下落、入居率の低下、延々と繰り返されるリフォーム、毎月の管理費……。
日本経済新聞によると、札幌市内では2007年から5年間で引越し件数が15%減少している。
全員が同じ戦法を使い、しかも手間をかけずに資産を増やすことなど困難だ。元来、ワタクシは、相手に定められたルールの下で戦うのは不利だと思っていた。
要するに、不動産屋が査定してつくった図面で物件を販売し、金融機関から融資を受けるというスタイルは、その時点で複数の人間が物件に携わってくるので、自分の思うようにはならない。
さらに、ロットを大きくして、管理を委託。不動産屋や金融機関の力を借りて利益を得る方法は、都会の資産家の戦法だ。
田舎では田舎の方法で運営すべきだ。