8. 表情の力
 表情が暗い人は、陰気な感じがするので「売れてない営業」という印象を受けます。自分の顔をビデオで見て客観的に知り、心から笑いたいと思うことが必要です。

 自分の暗ささえ、笑い飛ばすしかないのです。まず、自分の「最近あまり笑っていない顔」を笑うのです。表情の暗い人は、自分への視線の向け方を変えるだけで、ずいぶん印象を変えられます。

 伏目がちだったり、上目遣いに相手を見たりしていませんか? まっすぐ視線を向ける、眉間やひたいに皺を寄せない、口角を上げてにこやかに――鏡を見ながら、こんな練習をしてください。私が電話でアポイントをとる練習をするときは、いつも鏡を目の前に置いて、にこやかに話ができているかチェックします。表情が必ず声の調子に出てしまいますから。


9. 気持ちの伝わる表現力
 表現能力の低い人は、喜んだり、笑ったりという、いろいろな表現にもっと動きを加えるようにします。日常生活の中で、自分の気持ちを大げさに表現する練習をします。初めはわざとらしくて不自然な感じがするかもしれませんが、次第に感情を込めた表現ができるようになります。

 また、言葉に感情のこもらない人は、同じ文章(例えばレストランのメニューなど)を喜怒哀楽の感情を込めて、何度も読んで練習します(アクセントの練習はかなり大切です)。

 声に気持ちを込めて動作に入れ込む。電話しているときでさえ、見えない相手にお辞儀をするのは当たり前です。


10. 「相手がどうありたいか」に気づく想像力
 一生懸命やっているのに、なんだかポイントのずれているような人、成果が上がらない人は、「自分が売りたい」という気持ちばかりが前に出てしまって相手に敬遠されることが多いようです。

 こういうタイプの人は「自分がどうありたいか」よりも「相手がどうありたいか?」を考える習慣が必要になるのです。恋愛も同じでしょう? 自分の「好きだ」という気持ちをぶつけるだけで「相手がどうありたいか?」を考えてあげる想像力がなければ、うまくいかないですよね。


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