電子タバコ,喫煙,コロナ,電子タバコ喫煙者がコロナに感染すると、自覚症状が重くなりやすいPhoto:123RF

 電子タバコを利用している人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染すると、自覚症状が重くなりやすいことを示唆するデータが報告された。米メイヨー・クリニックのDavid McFadden氏らの研究によるもので、詳細は「Journal of Primary Care & Community Health」に1月5日掲載された。

 研究結果によると、電子タバコ利用者がCOVID-19に感染した場合、電子タバコ非利用者よりも味覚・嗅覚障害、胸痛、頭痛、筋肉痛、悪寒、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が多く見られ、また従来型タバコとあわせた解析では、救急外来の受診頻度も高かったという。米レノックス・ヒル病院のLen Horovitz氏はこの報告を基に、「また一つ新たに、電子タバコや従来型タバコをやめるべき理由、決して始めてはいけない理由が加わった」と述べている。