ダンボールを開封する女性写真はイメージです Photo:PIXTA

インターネットを介して商品を買ったり、サービスを受けたりするEC(電子商取引)は、インターネットの普及とともに私たちの生活に根付いてきた。さらに近年では、コロナ禍の巣ごもり需要で国内ECが活況を迎えている。それと同時に、日本製品を海外ユーザーに向けて販売する「越境EC」も、大きな注目を集めているという。(清談社 真島加代)

2027年の越境EC
市場規模は500兆円か

 日本国外の人々をターゲットに、EC事業を展開する「越境EC」が今、急速に市場を拡大している。越境ECのプラットフォーム「Cafe24」で、日本の越境ECサイトの運営をサポートするCafe24 Japan代表取締役社長・正代誠氏は、越境ECの概要についてこう語る。

「越境ECとは、インターネット上で日本の商品やサービスを海外マーケットに向けて販売する電子商取引を指します。現地にリアル店舗を出さずに、海外市場に進出できるのが特徴です。越境ECには日本の企業が運営する『海外向けECモール』への出店や、『販売国のECモール』への出品、海外向けにネットショップを立ち上げるなどの方法がありますね」