「お箸を正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本だが、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「正しい姿勢で座ろう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「姿勢がよい子、悪い子」大人になってから表れる決定的な差とは?Photo: Adobe Stock

「姿勢が悪い」となぜダメなのかに気づく

「あっ、また姿勢が悪くなってるよ……!」

私が小学1年生のとき、担任の先生からよく注意されていたことだ。

子どものころの私は、座っていると机の上の紙と目が近づき過ぎてしまい、すぐに猫背になってしまっていた。
ひどいときは腕の上に頭を置いて、机の上で寝ているように見える姿勢で授業を受けていた。

そんな私をみて、先生がこう言った。

「そんな姿勢で授業を受けていると、先生のお話しを聞きたくないのかなって思っちゃうよ」

そのとき初めて、姿勢の悪さは見た目の問題だけではなく、相手に“どう見えるか”にも関わるのだと気づいた。
どれだけ本人にその気がなくても、姿勢が崩れているだけで、「話を聞く気がない」「だらしない」と受け取られてしまうことがある。

実はこの差は、大人になってからさらに大きくなる。社会に出ると、人は驚くほど「姿勢」で判断される。
背中が丸まっている人は、自信がなさそうに見える。
逆に、背筋が伸びている人は、それだけで堂々として見える。

姿勢が悪いと、健康面にも影響する

そして姿勢は、健康面にも影響することがある。

癖というのはなかなか抜けないもので、人に見られていないところでは、腕の上に頭を乗せる姿勢が中学生のころまで続いてしまった

実はこの癖は健康面にも影響したかもしれない。中学生以降、一気に視力が低下したのだ。

私は左腕に頭をのせて勉強することが多く、左目はほぼ使わずに右目だけで教科書を見る状態になっていた。そのせいか、中学生以降、右目の視力が大きく落ちた。
今では右目はコンタクトが欠かせず、左目との見え方に差がある、いわゆる「ガチャ目」の状態になっている。

もちろん視力低下にはさまざまな要因がある。
それでも、日々の姿勢の積み重ねが体に影響することは、もっと意識してよかったと感じている。

正しい姿勢で座ろう

小学校入学前後に知っておきたい93のルールが幅広く紹介されている本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「ただしい しせいで すわろう」という項目がある。

「姿勢がよい子、悪い子」大人になってから表れる決定的な差とは?『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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・いすの うしろに せなかを ぴったり つけよう。
・あしの うらは ゆかに つけよう。
・おなかは つくえから すこし はなそう。
・あしを くんだり ぶらぶら ゆらしたり しない。

『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.141より引用

「姿勢が良い」だけで、相手からの印象はぐっと良くなる。
さらに、体への負担も減らしやすい。

ほんの小さな習慣に見えるかもしれない。
だが「姿勢」は、子どもの将来の印象や健康を左右する、意外と大きな差になる習慣なのかもしれない。