真の幸せは何かを理解しよう

●意味

 試験の準備をしていない夢は、現実の生活で、自分の振る舞いを批判的に見ていることを意味します。

 あなたは他人から認められ評価されるために、自分で日々の基準を定めました。この基準を満たせなければ、自分は敗者だと感じるのでしょう。

 夢の中で試験をおこなっているのは外部の権威者のように見えますが、実は合否の基準を決めているのはあなた自身なのです。

 あなたはこの重要な自己分析をする準備がまだできていない気がしています。それは、あなたが望むほど、自分について深く理解していないからです。

 現実の生活で、あなたは何事も運まかせにせず、それが重要なプロジェクトでも、ささいな使い走りでも、入念に準備しています。

 そのため、結果に期待しすぎてしまい、よくない結果になるのでは、という不安にいつもつきまとわれています。

 この緊張感が、同時にあなたを駆り立て、人もうらやむような成功をもたらしていますが、もっと根本的な欲求を無視しがちかもしれません。

 成功の真の基準は、あるレベルの能力を身につけられるかどうかではなく、自分の人生で何が本当の幸せや満足感をもたらすのかを、どれくらい理解しているかということです。