新名物!地元で大人気のつややかな
「いちご」との出合い

最適な環境によって栽培されているいちご。大熊町の新しい名物に最適な環境によって栽培されているいちご。大熊町の新しい名物に

 浪江町から大熊町へ。避難指示が一部解除された大熊町では、新しいまちづくりが着実に進んでいます。その中心となる大川原地区で新たな取り組みを始めたのが、いちご栽培に特化した「ネクサスファームおおくま」です。地元農業の再生を目的として、2019年4月から生産を開始して3年余り。太陽光を利用した植物工場で、いちごの栽培に適したCO2濃度や温度を管理しながら、年間を通して生産が行われています。

いちごの選別や品質確認が行われていますいちごの選別や品質確認が行われています

 いちごの生産に携わる宮澤さんによると「環境のコントロールは機械が行って、いちごの選別や手入れは人が行っている」といいます。もちろん出荷するいちごはすべて放射性物質を測定しており、「世界一安全ないちごを目指しています」と宮澤さん。つややかで酸味と甘さがほどよく地元でも大人気のいちごは、12月から5月までに行われる冬春いちごの収穫時期に現地で直売されており、ホームページからリンクするECサイトでも販売されています。

工場内の栽培エリアによって生育が異なると話す宮澤さん工場内の栽培エリアによって生育が異なると話す宮澤さん
■ネクサスファームおおくま
・住所:福島県双葉郡大熊町大川原西平2127
・電話:0240-23-7671
・URL:https://nexus-f.co.jp/