「ちっともお金が貯まらない」「ちゃんとしたいのに何もしていない」と悩んでいる人は、じつは「お金と向き合う重要性をわかっている人」だと言います。こう語るのは話題の新刊書『そのままやるだけ!お金超入門』を書いたマネーコンサルタントの頼藤太希さん。「忙しくて忘れてしまう」「しくみを勉強しても何をやればいいのかわからないので、やらずじまい」なだけだというのです。そんなマネー初心者のために、「そのままやればいい」頼藤さんのアドバイスをお贈りします。今回は『はじめてのFIRE』(宝島社)からも抜粋します。

スマホ証券Photo: Adobe Stock

いきなり大金を投資はどうしてもしにくい!

 投資をするべきだとわかってはいても、いきなり何万円、何十万円と自分のお金を投資するのは心配かもしれません。

 そんな方におすすめなのは、スマホ証券です。スマホ証券の多くは1株単位、数百円程度の少額投資ができます。実は、「【ネット証券どこにする?】チェックポイント大公開!」でも紹介したネット証券でも少額投資ができるのですが、使いやすさ、手数料などはスマホ証券に分があります。

スマホ証券のすすめ『そのままやるだけ!お金超入門』より

 さらに、スマホ証券独自のサービスにも目を向けてみましょう。たとえばLINE証券なら、LINEのアプリ上から株式投資ができる上、株が割引で買える「株のタイムセール」など、ユニークなサービスを展開しています。

スマホ証券のすすめ『そのままやるだけ!お金超入門』より
【少額からFIREも目指せる】スマホ証券を使い倒そう!『そのままやるだけ!お金超入門』より

 FIRE投資に欠かせない高配当・連続増配の米国株も買えるスマホ証券もあります。PayPay証券なら1000円から購入可能です。STREAMでも米国株取引が可能です。

はじめてのFIRE『はじめてのFIRE』(成美堂出版)

 FIREを実現するために、成長・拡大を続ける米国企業の株は欠かせません。加えておすすめする理由として、まずは配当が高いこと。そもそも米国は基本的に株主に還元する国なので、多くの企業で四半期ごとに配当があり、配当金そのものも日本と比べて高い水準にあります(配当が高いからと言って、リスクが高いわけではありません)。

 また、GAFAM(グーグル、アマゾン、メタ〈旧名フェイスブック〉、アップル、マイクロソフトの頭文字)を筆頭に、各業界における世界トップ企業の多くは米国企業です。

 飲料系ならコカ・コーラ、日用品ならスリーエム、ヘルスケア製品のジョンソン&ジョンソンといった世界を牽引するトップ企業の支えがあって、米国の株式市場も右肩上がりで成長しているといえます。

 下図の通り、連続増配も続ける企業が多くあります。なお、米国株は1株から買えるので、買いやすいという特徴もあります。

【少額からFIREも目指せる】スマホ証券を使い倒そう!『はじめてのFIRE』より