単身女性の新築マンション購入が増えている。背景には未婚率の上昇や経済的に自立した女性が増えたことがあるが、現在、独身女性のマイホーム購入にはどんな障壁があるのか。実際に購入した人に聞いてみた。(清談社 田中 慧)
首都圏に住む独身女性の
マイホーム購入が増加
リクルート住まいカンパニーが行った調査(*)によると、2020年に首都圏の新築分譲マンションを購入した独身女性の割合は、購入世帯全体の8.6%。この数字は、昨年から2.1ポイント上昇しており、調査を開始した2001年以来最高となっている。
(*)…出典:「2020年首都圏新築マンション契約者動向調査」(リクルート住まいカンパニー)
また、エイチームフィナジーが2020年3月に30~50代の独身の男女約800人に行った「独身者の住宅購入に関しての意識調査」では、「すでに住宅を購入している」と答えた割合が最も多かったのは50代後半の女性で、50代後半女性の回答者の3人に1人は住宅を購入している実態が明らかになった。