女子カーリングは「どこがメダルを取ってもおかしくない」
日本はいきなり優勝候補2チームと連戦
2月4日(金)に開会式を迎えた北京五輪。実はその2日前、2月2日からカーリング競技は始まっている。最初はミックスダブルス。ミックスダブルスでは、残念ながら日本は昨年12月の世界最終予選で出場権を獲得できなかった。期待の女子カーリングが始まるのは大会7日目の2月10日だ。
女子カーリングは、まず出場10チームによる総当たりの1次リーグ戦が行われる。この上位4チームだけが決勝トーナメントに進み、準決勝を戦う。
前回の平昌五輪で日本は、韓国、スウェーデン、イギリスに次ぐ4位で決勝トーナメントに進出。準決勝で「メガネ先輩」率いる韓国と大接戦の末、惜敗。3位決定戦でイギリスを破り、史上初の銅メダルを獲得した。金メダルはスウェーデンだった。
今回も優勝候補の筆頭には、スウェーデンとカナダが挙げられている。それ以外の8チームは横一線。
「どこがメダルを取っても、メダルを逃してもおかしくない」
こう誰もが口をそろえる状況だ。そしてもちろん、スウェーデン、カナダも盤石ではない。この両チームと、「いつ、どんなタイミングで対戦するか」が1次リーグの順位に大きく影響するだろうとも予想されている。
日本は、実に微妙というか、ドキドキする組み合わせに恵まれた。あえて「恵まれた」と書いたのは、厳しいけれどそこに大きなチャンスが感じられるからだ。
何しろ、日本の初戦の相手がスウェーデン、2戦目がカナダ。なんと、いきなり優勝候補2チームとの対戦からオリンピックがスタートする。