写真:北京市延慶区張山営鎮西大庄科村の「2022年北京オリンピック・パラリンピック村」全景北京市延慶区張山営鎮西大庄科村の「2022年北京オリンピック・パラリンピック村」全景(2021年10月6日、撮影は中国新聞社の王子瑞氏)

北京オリンピックの
予行演習はすべて終了

 北京オリンピックが、2022年2月4日に開幕する。開幕まで30日に迫った今、準備は着実に進んでおり、「北京で会いましょう!」を合言葉にした今大会のテスト大会はすでに全てが完了している。

 習近平国家主席は21年初め、北京、河北を視察、「冬季オリ・パラ準備業務報告会」を開催し、重要講和を発表した。「確かな自信で、発奮に意義あり、精緻を求め、困難に打ち勝ち、新たな発展の理念を真剣に貫徹し、(環境を大事にする)グリーンな大会を目指し、皆で楽しみを分かち、開放し、清廉に全ての準備工程をやり抜き、それぞれの課題に全力で取り組み、非凡で華やかな卓越したオリンピックの祭典を世界に届けられるよう努力せよ」と語った。

 中国の国民の間でも関心は高く、すでに100万人以上がボランティア登録をしている。

 また、中国の大手SNS「知乎(Zhihu)」のQ&Aサイトで、「22年北京オリンピックに何を期待する?」のアンケートを行ったところ、「開幕式、ナショナルスピードスケートリンク、羽生結弦(Yuzuru Hanyu)、谷愛凌(Eileen Gu、米国生まれの中国のスキー選手)、金メダルの数、アルペンスキー」に最も多くの関心と期待が集まった。日本ではあまり知られていないかもしれないが、中国でも羽生結弦選手のファンは多いのだ。