新型コロナウイルスワクチンの接種が広く浸透して以降、接種者から激しい生理痛や生理の遅れなど、月経周期に絡む変化を経験したとの報告が寄せられている。このほど公表された研究結果から、ワクチン接種により月経周期がやや長くなることが示され、接種との関連性が確認された。今回の研究を実施した一人で、オレゴン健康科学大学のアリソン・エデルマン教授(産科・婦人科)は、ワクチンによる月経周期への影響が「小さいことは安心材料だ」と話す。「実際に経験した人にとっては、それが裏付けられたことにもなる」今回の研究結果は1月5日、査読後のジャーナル「オブステトリクス&ギネコロジー(産科&婦人科)」で公表された。米ファイザー・独ビオンテック製、米モデルナ製、または米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製のワクチン接種者と未接種者の約4000人を対象に、6回の月経周期を調べた。それによると、単一の周期内で1回目を接種した人は平均1日未満、2回目の接種者は最大2日、周期が延びた。
コロナワクチン、月経周期の変化と関連
接種後に周期がやや長くなることが最新の研究で明らかに
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