サウジアラビアは、国営石油会社サウジアラムコの株式追加上場を改めて計画している。事情に詳しい関係者が明らかにした。売却額は最大で500億ドル(約5兆7500億円)に上る可能性があり、直近の株価水準に基づけば、これは同社株式の2.5%に相当する。サウジアラムコの幹部は、リヤド証券取引所での追加売却とセカンダリー上場について外部のアドバイザーと協議しており、セカンダリー上場先としては、ロンドンやシンガポールなどが候補に挙がっているという。この規模の株式上場は史上最大で、難航も予想される。同社は2019年にサウジ証券取引所での新規株式公開(IPO)で294億ドルを調達し、それまでの記録を塗り替えている。