中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4日、ウクライナ情勢が緊迫する中で北大西洋条約機構(NATO)の拡大停止を求めるなど、米国が主導する世界秩序に対抗する姿勢を鮮明にした。習氏とプーチン氏は北京冬季五輪の開会式に先立ち首脳会談を行った。中ロに対してはいずれも米欧からの圧力が高まっており、両氏は共闘する姿勢を示した。ロシア政府は共同声明で、世界では権力の分散が進んでいるとの認識を示し、一部の国が他の主権国家の内政に干渉しようとしていると批判した。こうした国は「国際問題への対応で一方的なアプローチを主張し続け、武力に訴えている」とし、「他国の内政に干渉し、正当な権利と利益を侵害し、矛盾や相違、対立をあおっている」と続けた。
中ロ首脳、米欧への対抗で結束 「内政干渉」を批判
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