ソニーと任天堂にとって、サプライチェーン(供給網)問題による品不足は引き続き短期的な課題となっている。それでも、両社の基盤事業は依然として好調だ。「プレイステーション5(PS5)」を買おうとした人なら誰でも、現在いかに供給が逼迫(ひっぱく)しているかを実感している。それは2日発表されたソニーの10-12月期決算でも裏付けられた。同四半期のビデオゲーム機出荷台数は390万台で、ホリデーシーズンだったにもかかわらず前四半期比でわずかな増加にとどまった。ソニーはまた、部品不足が続くとみて、3月期通期のPS5販売予想を従来の1480万台から1150万台に引き下げた。ソニー株は3日の取引で6%安に沈んだ。