ロック歌手ニール・ヤング氏(76)が1月24日朝、米公共ラジオ(NPR)の報道で知った内容は、自身のウェブサイト「ニール・ヤング・アーカイブス」内にあるネット新聞「タイムズ―コントラリアン」にふさわしいものに思われた。ジョー・ローガン氏が自身のポッドキャスト番組で新型コロナウイルスワクチンに関する誤情報を拡散しているとして、教師や科学者、医療関係者らが配信元である音楽配信サービス大手スポティファイに対応を求めた1月の公開書簡について、NPRは詳細に伝えていた。ヤング氏のサイトに詳しい関係筋は、同氏は通常なら、こうした報道を再投稿するだけのことが多いと話す。だが今回、ヤング氏はスポティファイに関して自ら書簡を書くことを決めた。「ローガンかヤングのどちかだ。両方はない」。ヤング氏は自身のマネジメントとレコード会社の双方宛てに書簡を送り、自身の楽曲をすぐさま削除するよう要請した。
スポティファイ「ワクチン誤情報」危機の内幕
プラットフォーム会社から、内容に責任を問われるメディア会社に近づく
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