米国で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染拡大の勢いが衰えていることを示す証拠が増えている。コロナ感染者数と入院者数の減少が先週末も続いたほか、コロナ感染症と診断された人の死亡例も頭打ちになっているようだ。ジョンズ・ホプキンス大学のデータによれば、感染者数は急減し、6日までの7日間の1日当たり新規感染者数は今年初めて30万人を下回った。1週間前は7日平均が50万人を超えていた。米厚生省によれば、コロナ感染が確認された、または疑われる入院者数の7日平均は6日に12万人を下回り、1月6日以来の低水準となった。1月20日には15万9000人超でピークをつけていた。ジョンズ・ホプキンス大によると、6日までの週のコロナ死者数は1日当たり2462人と、1月31日時点の7日平均からほとんど変わっていない。オミクロン感染の広がりを受け、死者数には主な死因がコロナではなかった人も一定数含まれている。
米でコロナ感染が急減、オミクロンに鈍化の兆し
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