米国とロシアの軍用機が週末、3度にわたり地中海上空で異常接近していたことが分かった。米国防総省の当局者が16日、明らかにした。このうち1回は約5フィート(約1.5メートル)の距離ですれ違ったという。異常接近したのはロシアの戦闘機「SU35」と米海軍の哨戒機「P8A」で、11、12日に国際空域で起こった。当局者によると、P8Aの飛行ルートをSU35が横切った。ロシアがウクライナ国境付近に軍部隊を集結させていることで、米ロ両国の間では緊張が高まっている。ロシア国防省は12日、太平洋のクリル諸島(北方四島と千島列島)沖のロシア領海内で米国の潜水艦を探知したと主張。「適切な措置」を講じて排除したと明らかにした。米海軍のインド太平洋軍報道官は、ロシアの領海で米原潜が展開していたとの見方を否定している。
米ロ軍用機、地中海上空で異常接近 米は懸念伝達
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