【ワシントン】米国とロシアの軍用機が週末、3度にわたり地中海上空で異常接近していたことが分かった。米国防総省の当局者が16日、明らかにした。このうち1回は約5フィート(約1.5メートル)の距離ですれ違ったという。  異常接近したのはロシアの戦闘機「SU35」と米海軍の哨戒機「P8A」で、11、12日に国際空域で起こった。当局者によると、P8Aの飛行ルートをSU35が横切った。  ロシアがウクライナ国境付近に軍部隊を集結させていることで、米ロ両国の間では緊張が高まっている。