――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  1月の米小売売上高が大きく持ち直した。新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染急拡大にもかかわらずの改善であり、オミクロンのせいで伸びたとも言えそうだ。  米商務省が16日発表した小売売上高は季節調整済みで前月比3.8%増加し、伸びは市場予想の2.1%増を大きく上回った。前回12月分の下方修正を加味しても、非常に堅調な内容だ。  1月にコロナの感染状況が極めて悪化したことを踏まえると、少し奇妙な感じもする。