アクティビスト(物言う株主)のダニエル・ローブ氏は16日、米アマゾン・ドット・コムにはまだ約1兆ドル(約115兆5000億円)の潜在価値があるとの見方を投資家に明らかにした。同氏が率いる米ヘッジファンド「サード・ポイント」はアマゾンの大株主に名を連ねる。  事情に詳しい複数の関係者によると、ローブ氏はサード・ポイント投資家らとの電話で、市場はアマゾンの全く異なる2つの事業、すなわち中核の電子商取引事業とクラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の本当の価値を理解していないと述べた。