国際非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルで広報担当マネジャーを務めていたイリーナ・リバコワ氏(37)は今、ウクライナ陸軍の准軍曹として同国東部の基地でロシアによる軍事侵攻の可能性に備えている。リバコワ氏は昨年12月、ロシアの支援を受けた勢力との戦いで前線部隊に配属された。当時彼女は、他のウクライナ人女性らとともに、米国を訪問し、退役軍人らの集まりに参加することになっていた。現在、彼女たちはロシアの前進阻止を目的とした緊急訓練のため、所属基地に呼び戻されている。彼女はウクライナとの国境地帯に集結したロシア軍について「敵の攻撃的姿勢はわれわれの団結を強めている。私たちは全員準備ができている」と語った。国境地帯のロシアの兵力は15万人規模と推定されている。
ウクライナの女性兵士、露の侵攻あれば前線へ
2014年以降の軍改革で女性の戦闘任務参加が可能に 兵員の約15%は女性が占める
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