新型コロナウイルスの発生源を世界が知ることは、永遠にないかもしれない。しかし、世界的大流行が3年目に入った今になってもなお、興味深い情報が現れ続けている。新型コロナウイルスが研究所から流出したとの説を裏付ける新たな証拠が、ハンガリーの2人の科学者によって偶然発見された可能性がある。  ゲノム解析のためにある中国企業に送られた土壌サンプルから得られた遺伝子データ標本が、新型コロナウイルスの元になったウイルスに汚染されていた可能性があることが、最近公表された彼らの論文の中で示唆されたのだ。